社長ブログ | TKプランニング

スピード勝負

今の新築木造住宅の現場、

チョッとおかしな状況になって

いるようです。

 

「注文」と「建売」に区別すると

「建売」の現場のことですが。

 

なんでも、大工さんの工期が

1ヶ月しかないとか。

1ヶ月で新築1棟を仕上げなくちゃ

ならないそうなんです。

 

木工事を1ヶ月で???

 

でも、現実にやってるとのこと。

確かに建売現場は夜遅くまで、

日曜・祝日も関係なく現場を

やってます。

 

しかし、1ヶ月できちんとした

仕事ができるものなのか。

あらゆる作業時間を短縮しないと

ムリなはずです。

 

今の木造住宅って、

昔と大きく変わったのは、

ビスの本数と金物の種類、数が

ものすごく増えたこと。

耐震基準が厳しくなったことが

その要因なんですが、とにかく多い。

 

既定のビス、金物って最終的に

仕上がると全部隠れてしまうんです。

要するに、住む人には見えないってこと。

何千本というビスと、何百個という金物、

全てを現場監督または検査員が確認

することは不可能。

 

作業時間を短縮するには、

ビスと金物の取付に要する時間を

どうやって短くするか。

 

数ヶ月前、

ウチの現場の隣で某住宅メーカーが

新築工事をしてまして、チョッと覗いて

見ました。

 

その会社も工期が早くて有名な会社。

屋根を支える「タルキ」という部材が

あるんですが、風圧で屋根が飛ばされない

ようにタルキと桁を金物で固定しなくちゃ

いけないんです。

全てのタルキをです。

 

しかし、

その現場、ナント2本おきにしか金物を

止めてなかったんですよ。

タルキって455ミリ間隔で入れるので、

結構な本数になります。

本来、全部のタルキに止めるところを

2本おきにしてるってことは、作業時間が

3分の1になる計算ですが・・・・

 

それだけじゃないですよ。

他にも、壁や天井のボードを

張る前の下地の作り方もあります。

「下地」作りの作業も地味ですが、

大事な工程なんです。

 

下地がきっちりできてないと、

仕上がってから問題が起きる

可能性が高くなります。

 

住んでからのクレームの原因の

多くは下地の不具合です。

 

今の建売現場の大工たちは、

スピードを競い合ってるんですって。

「俺は何日で1棟仕上げたぞ」みたいな。

会社からも早い大工は重宝がられて、

次から次へと仕事が回る。

そんな状況なんですって。

 

建売現場の大工って、若い人が

多いのはそういうことなんだ。

中身より速さ。

50代、60代じゃかなわないよね。

 

住む人の顔が見えない仕事って

そういうものなのかな?

考え方の違い、ですか?

 

 

 

 

 

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